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黒姫のお絵かき帳

黒姫朱理が描いたイラストと何か思いついた内容を綴ってゆく日記です。

「本」が売れない立場を書店側としてみて

どこかの書店員をしている私です。
著者からの「本が売れない」という記事をみて、
販売店として見た本の動きなどを紹介していければと思います。

本当に本は売れないのか?

完全に一冊も売れないということはないと思います。
しかし同じものが連続して売れる(流行書物)になるには難しいと思われます。

本屋でどのようなものが売れるの?

土地柄があるかも知れませんが主に「週間雑誌」「月刊雑誌」「新刊コミック」などは
売れ行きがよいです。

男性ユーザーなら「音楽雑誌」や「単行本のコミック」
女性ユーザーならば「週刊雑誌」「白泉社様の花とゆめ」などが売れています。

普通の小説などは売れないのか?

自店では多くの小説や新書などを置いています。
流行しているものよりは今、自分が読みたい書物を買うというお客様が多いと感じます。

流行している書物の売れ行き

最近では「火花」が入荷しても数時間あまりで売れ切れてしまうことが多く
読んでみたいという方にお渡し出来ない (出版社様の印刷が間に合ってない) ということがあります。「芥川賞」など受賞した作品は「話題性のモノ」として多く売れることが多いです。

売れ行きは継続するのか?

答えは「NO」 継続はしにくいと思われます。
簡単に説明するならば「流行モノ」という表現が近いでしょうか…。
「需要」と「供給」が偏ってる場合は欲しい人が予約しても買いたい!!という方が多く
いざ入荷して「売る」ことになっても「売れない」という現象が多くあります。

話題の本の売れ行きは大体二ヶ月くらい

「絶歌」「ラプラスの魔女」などを目立つ所に置いて販売しておりますが
話題が終わってしまえば1日1冊も売れないということが多いです。

流行本はひとつのファッションとして考える。

ひとつの「〜本読んだ?」という会話の流れを作るための本として考えるとよいかも?
絶対読まないと後悔するということはないですし自分の読みたい本として読むということで良いかもしれません。

本を印刷せずに電子化したほうがよい?

「電子化によって読む人を増やせる。本屋に行くことが無くなる」と考える人も多いと思いますが、スマホを持っていても本を読むアプリを入れない。amazon様のKindleなどを買って読むという方は少ないとまだ思われます。
完全に電子化に移行するということは難しいと思われます。

電子化を入れながらも本という媒体で売る

「書店に来ていただけるユーザー」と「電子書籍で見ていただけるユーザー」というのは別だと思われます。どちらかの売れ行きが良いかは買い手次第ですね

著者に対しての売り方など

書店としての意見としてですが「自分の作った作品を買う人から見て引き寄せられるモノ」を作ることが肝心だと思われます。

「表紙が良くても中身が読みにくいもの」だとお客様は本を閉じてしまいますし

「中身が良くても表紙が悪いもの」だとお客様はスルーして手を取らないことが多いです

本という媒体で利益を考えるというのはしない方がよい

同人誌と同じで「利益を得る」ということを考えると難しいと思われます。
著者名を広げて自分を知ってもらいたいということで本を販売するのであれば良いかもしれません。

自分で作ったPOPをお店に頼んでもらう

他人よりも売りたいのであれば自分から広告をしに行くのが一番だと思われます。
販売店としては「売れるもの」「売る」だけの場所なので広告に関しては偏りがあるかもしれません。

 

 

花とゆめ 2015年 8/5 号 [雑誌]

花とゆめ 2015年 8/5 号 [雑誌]

 

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