読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

黒姫のお絵かき帳

黒姫朱理が描いたイラストと何か思いついた内容を綴ってゆく日記です。

文庫や書籍などのサイン本問題

f:id:yulime:20151116143812j:plain

出典:(C) Wikipedia 本 - 現代の書店にならぶ本

有川浩さんのブログを読ませていただきました。

ameblo.jp

作家さんとしては「サイン本」で書店を変えてみよう!という意識は強いみたいです。
書店からもサイン本のレア度(限定モノ)でお客様が買ってみようという雰囲気はでるかもしれません。しかし「サイン本」というのは新規顧客に対して良いものなのか?と考えてみたいと思います。

サイン本とは

今から10年前くらいは結構アーティストが本屋に訪れて表紙の裏にサインを描くということが流行になっておりました。一種のアーティストに間近に見られるという特典もあることで(握手などしてくれる)限定的ながらもユーザーを惹きつけていました。

しかし既存のサイン会では「限定的」「数百名」という中で「新規ユーザー」を獲得をすることは出来るのでしょうか? そう考えると難しいものになります。

本人に会うことのできないサイン本とは売れるものなのでしょうか?
有川様のようなメジャーな作家様だとすれば直ぐに完売することはできますが新人作家様などでは中々難しいことだと思うのです。

自分の本が読まれたいには?

お客様はまずは「表紙」や「背表紙」からイメージを膨らませます。
それから中身が気になる本をパラっと読んで「自分の書体(描き方)に合ってるか」とか「自分の個性と一致しているか」を気にして買ってる方が多いと思います。

食べ物で言えば「クッキー」が好きなのか「おせんべいが好きなのか」それとも「ケーキ」なのか。みんな個性はありますよね、好きなものは自分で取っておきたいというのが人間の心理です。

とある新人の作家さんですが、ある程度の概要(10文字)の描いた小さな色紙を各書店に渡したりしている方を見かけたりしています。これもサインと同じで自分の本を読んでもらいたい気持ちがでてると思います。書店としても作家さんから何かして欲しいというお言葉を貰えれば目立たせるくらいは出来るんじゃないでしょうか?*1

出版社や書店だけに任せてはダメ

出版社としても主に何が売れているかくらいしか書店に情報をいただけません。
イベントなどで推薦を取った作品はオススメしていただけることもありますが、
書店員が内容を全て理解出来ている訳でもないので、この作品の何が良いのか何を伝えたいのかが分からないこともあります。

書店としても一ヶ月に100冊の新作(出版社)を出されたとしても、何も情報がなければ売ることしかできないということになります。 - 出版社は一つだけじゃない!

本当に自分の作品を売って欲しいのであれば、やはり自分から売りだしていかないとダメじゃないでしょうか、かの有名な太宰治も若い時は落選ばっかりでメジャーになれなかった人生を送っております。昔ほど書籍への難易度は低くなりましたが自分から動いていかないとそれは単なる置物にしかならないんじゃないでしょうか?

書店員から出版社に言いたいこと

出版社側も本を売っていかなければならないので、売れ筋商品とかの情報を頂けることもあります。他にも出版社の広報の方が直接お店に訪れて現状・広報の仕方などをお願いさせて頂かれる場合もあります。
しかし、現状を見てると「売れ筋商品」の説明だけなのでなかなか「新人を育成する」というカテコライズが薄れている。もしくは無いような気がします。

書店側としても出版社がどのような新人を売りたいのか、新しく入ってきた小説や文庫はどのような内容なのか店員としても知りたいことが沢山あります。
店員としても説明をいただければPOPなどを作ることが出来ますし、売上も上がるのでは無いでしょうか?

まとめ

最終的には「作家」「出版社」「書店」の考え方を賛否両論まとめてみるのが良い気がします。長々と文字だけで申し訳ないですが書店員として思ったことをかき綴ってみました。

*1:各店舗にもよるのでお言葉おかけください

広告を非表示にする